18日目 京大周辺(元田中)の中華の話
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自己紹介
こんにちは。蟻酸です。工学部4回生&吉田残留組です。
趣味が定着しておらず、十年以上続けてきたのは楽器とアニメ鑑賞だけです。最近ならカメラ、料理、自作アクセサリーとAmong usで余暇を過ごしています。
生まれも育ちも中国の東北部です。高校を卒業したあとに日本に来ました。
毎日元気に周りの人から日本語を教えてもらっています:)
「ここ日本語がおかしい~」と思ったときはコメントかTwitterでHCOOHに教えていただけたら、とても嬉しいです。
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書こうと思ったきっかけ
自分はもともと「期間限定」に弱い人だから、日本に来たからには日本食を沢山食べたい、と思ってあまり日本の中華料理店に行く気にならなかったです。
外でのごはんは普通の日本人の大学生と同じ感じ、食堂とかラーメンとか百万遍のチェーン店とかで済ませることが多く、たまに定食屋さんを開拓していました。
......思い出してみれば、私は自炊と年に二回くらいの帰省で中華欲を満たしてきたからかもしれないです。
しかし!!今年は院試&ラボ滞在&コロナで帰省も自炊もしていないせいで、ついに中華欲が爆発し、大学周辺の中華料理店に手を出しました。
行きつけのお店の中には、日本人の客が少なくて、対応やインテリアから「あやしい」と思われがちな所もちらほらあります。
中華激戦区の元田中にある
外に赤い提灯を飾った「鑫源」、
新しくできた刀削麺のお店「五十碗」と、
地下にあるからなんだか踏み入れにくい「东朋东北烧烤涮」
の三つのお店を紹介していきたいと思います。
鑫源(xīn yuán)
百万遍から東大路通を北に向かって行って、
元田中駅の踏切の手前にあるお店です。
看板には「四川料理」と書いてあって、辛い四川料理を含む様々な美味い中華料理を提供しています。辛くないメニューも充実しています!!
ちなみに私の実家にある四川料理のお店なら本当に辛い料理がほとんどです。(辛くないもの?ごはんとデザート。)
四川料理も辛くない家庭料理も、色んな中華のお店で提供されています。留学生の間で一番よく言われる鑫源の特徴は、実は焼き魚(煮込み魚?)が食べられることです。
「今日は鑫源に行こっかな~(なんとなく)」以外、ほぼ「鑫源の!焼魚!食べに行こう!!!」って誘い方して行きました。
左から旨辛焼き魚、クミン味焼き魚
大人数用の(掘りごたつ風?)の広めの机も、小さめの机もあります。
焼き魚は2800~、料理単品+ごはんを頼むと1200~1500円します。
700~900円の定食をやっていて、にぎわっているのにぼっちに優しい空間です。
金汤肥牛(エノキと牛バラ肉)
辛さ: 1/10
+ごはんで1200円くらい
↓小鸡炖蘑菇
(鶏肉ときのこの煮込み料理)
1050円
鱼香肉丝(豚肉と野菜の甘辛炒め?)
※魚は入っていない※
辛さ: 2/10 850円
东北烧烤涮
五十碗
鑫源
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五十碗(wǔ shí wǎn)
今年の自粛期間中にひょこりと現れた刀削麺のお店。
個人的に麺類、特に平たい麺が好みなので、控えめに言って毎日通えます。
キッチンの奥にある、怖いパンダロボットが刀削麺を作ってくれます。
「不気味の谷」があるならこれは谷よりも前の山の麓にあるでしょう。
(写真は許可をもらっています)
お店ができてから週一くらいの頻度で行っていました。「红烧牛肉面」のネギがパクチーになったり、謎日本語満載だったメニューがいつの間に正しい日本語のメニューにすり替わっていたりして、少しずつ変化しているのも面白いです。
写真の红烧牛肉面は「中辛」と書いてあるけど、日本基準で「辛口」のほうが適切かなと、勝手に思っています。
写真は红烧牛肉面780円+Bセット100円(夜ならセットが100円高くなる)
(左のゆで卵はオープン時のおまけ)
唐揚げにコショウの味が効いてるからか、中国で食べた揚げ物の味に近かったですし
セットの「サラダ」も生野菜ではなく、日替わりで中国によくある和え物が出されます。
ぜひセットにして食べてみてください!とにかく推したいです!!
刀削麺以外に、黄焖鸡米饭(土鍋で煮込んだ鶏肉とじゃがいも)や卤肉饭(ルーローファン),店内手作りの水餃子などもあります。
店内にカウンター10席と、4人のテーブル席x2があります。普通のラーメン屋と同じく大人数には向いていないでしょう。
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東朋(dōng péng) 東北焼烤涮(dōng běi shāo kǎo shuàn)
地下への階段しか見えないため、入るのに若干勇気が要るかもしれないけど
普通に美味しい中華料理を作っています!(どっちかというと若い人が好きそうなB級グルメ?)
ちなみに看板に書いてある「烧烤」は分かりやすくて日本語の「焼く」に近い意味です。
「串焼売ってるよ~!」とアピールしたくて書いたんだと思います。
(問題の「涮」の日本語がパッと思いつかないね....ここでは「お箸でお肉を取って鍋に入れて、振動させた後に取り出す」動作を指す動詞だと思います)
動詞ですけど、つまり、しゃぶしゃぶです。
鍋も串焼きも美味しかったけど、それと全然関係ないメニュー紹介したいです
ここで!塩味の「酢豚」が食べられます!
「酢豚」って料理は中国にも実在するが、「南は甘い、北は塩辛い、東は辛い、西は酸っぱい」とよく言われているように、自分の実家の酢豚は甘酸っぱいのではなく、ニンニクと塩で味付けしている酢豚です。
一年ぶりに食べて、感動の再会でした!!
外の看板に書いてある通りに、800円前後の定食をやっています。
鍋を注文すると若干高くなる(鍋の素だけで1500円するから一人当たり3000円くらい)けど、
冬になると友達とわいわいしながら食べたくなってしまいますね。
ちなみに夜に音響からテンション高い曲が流れ、雰囲気は比較的に賑やかです!(4/6人用の机しかなくて、たまたまかもしれないけど夜にぼっちで行く人が少ないイメージです)
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最後に
元田中駅付近に本場の中華が集まっているので、ぜひ行ってみてください!
(Tips: パクチーか辛い物が苦手な人は事前に確認することをおすすめします。
写真と実物が違う確率は日本のお店より高いと思います。)
今蟻酸の実家にいるオリオンくんです↑
こうして外国語で書くと、ただでさえ不足しているコンテンツ力も圧縮される気がしますね。
(普段レポートしか書いてない人間です><)
こんな拙い日本語を読んでくれてありがとうございます!
幸せな一年になりますように。
明日はくにみちさんが「今年の旅行を振り返ってみる話」をしてくださいます。
こんな一年にどんな旅行をしたのか気になりますね!